広島市立大学語学センター Newsletter No.18 (2003.6.10)

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これから留学をしようと思う人へ、大事なお知らせ
知っていますか?外国語単位認定制度 ほか

◎本年は、SARS問題のため夏期語学研修は行われない予定です。

◎個人で海外の語学研修も参加する場合、本学の外国語(すべての外国語が対象)単位として認定される制度があります。単位認定を希望する学生は、必ず事前に外国語担当教官に相談して下さい。(帰国後に申請しても認められません。)

◎平成15年度春学期(平成16年1月〜5月)のハワイ大学マノア校への派遣学生が、6月25日(水)まで追加募集されています。詳細は、語学センターホールにある、掲示板を見てください。


一に宿題、二に宿題の「通訳技法論」
平成15年度新規開講の授業紹介

◆◆今年度新しく開講した「通訳技法論」について、
ご担当の渡辺先生に授業紹介をしていただきました。◆◆

:授業についてのまず簡単な紹介をお願いします。
渡辺:授業は二本立てになっていて、通訳に関するトピックを毎日一つ決めて話をする。それが終わってから、まず通訳練習をやります。(トピックは)例えば同時通訳とはどういうもので、逐次通訳とはどう違うのかということや、日本語から英語に訳すのと、英語から日本語に訳すのとどっちが難しいか、日本語と英語の違い、発想の違いによって訳し方が違ってくるということで、通訳に関係あるかなと思うようなトピックを取り上げて話をして、その次に通訳の練習に入ります。
:多いですよね、人数。
渡辺:うん、でもね、減ったんですよ、すごく。最初はね、65人くらいから今は34人なんですよ。
:やっぱり課題ですか?
渡辺:課題がすごく出るんですけど、最初の授業でそのことを厳しく言うと半分に減りました。実際、ちょっと大変で、課題をいつも4つくらい出すんですよ。
:課題の内容なんかは決まっているんですか?
渡辺:日によって違いますけれども。まず一つ目は通訳に関するトピックについて考えてくるというもの。例えば、同時通訳と逐次通訳の違いについて、とか、英語から日本語、日本語から英語にするのどちらが難しいと思いますか、自分の経験から考えてみてください、というようなものですね。
 次は、英字新聞や英文記事の英文和訳。それから三つ目はテープを聞いてディクテーションと和訳。四つ目は授業でやった通訳練習のテープを使って、通訳練習の復習をするっていうのがだいだいのパターンなんですけども。
:仮に通訳を目指す学生、通訳だけじゃなくて語学力を伸ばしたいとか留学を目標に勉強している学生になにかアドバイスがあればお願いします。
渡辺:例えば、半年とか1年っていう非常に限定された期間で留学、語学留学で最大限の効果を上げようと思うんだったら、日本で事前にかなり英語のインプットをしておくほうが、実際に留学をしてからの効果が全然違うと思うんですね。留学する前に日本ではなるべくリーディングやリスニングのインプットをしておくことをお勧めします。そうすれば留学してからのアウトプット、つまりスピーキングやライティングの効果的な伸びにつながると思います。

インタビュアー:松本(語学センター)

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