広島市立大学語学センター Newsletter No.18 (2003.6.10)

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第二外国語がますますおもしろくなってきた!
市大に着任された、新しい先生方に聞く

 広島市立大学で現在開講されている第二外国語は、ドイツ語、フランス語、中国語、ハングル、ロシア語、アラビア語、イタリア語、の7つがあります。常勤の先生、非常勤の先生共に、たくさんの先生方がご担当になられていますが、ここ数年、第二外国語ご担当の新しい先生が続々と着任されています。そこで、今回はこれらの新しい先生方をご紹介したいと思います。各先生方には簡単な質問をさせていただきましたが、ご回答は長いもの、短いもの、様々でした。それも先生方の個性が伺えるものと捉え、そのままご着任順に掲載させていただきました。
<以下、先生のお名前の下のカッコ内、担当第二外国語、専門分野>

篠田 知和基 先生
(フランス語I、比較神話学)
1. 市大生の印象
 優秀
2. フランス語を学ぶ事によって豊かになると思われるもの
 心
3. その他のコメント
 「世界はボードレールの一行に如かない」

<質問>
広島にいてフランスやフランス語を身近に感じるようになるための、なにか良い方法があるでしょうか?

日仏センター*を利用する。ボージョレの会など。
*広島日仏協会
広島市中区中町5番23号広島テレビ別館2階
TEL/FAX : 082-245-8576
E-mail : sfjhiro@crocus.ocn.ne.jp

宇野 昌樹 先生
(アラビア語IV、中東研究)
1. 市大生の印象
 真面目でおとなしいというのが第一 印象でした。その印象は今も変わり ませんが、学生を見ていて、おとな しさの裏に学生生活を燃焼し切れて いないことに起因してか、「消極性」を感じるこ ともあり、もっと燃焼させて欲しいと願っています。
2. アラビア語を学ぶ事によって豊かになると思われるもの
 言語は、相手を知り、それを通して自らを認識する最強の武器だと考えます。アラビア語に限

らず、母語以外の言語を身に付けることは、その地域の人や文化を学ぶだけではなく、それらの知識を通して自分自身をより多角的に考え、認識できるチャンスを得るということではないでしょうか。その意味で、母語以外の言語を学ぶということは大変に大事なことだと思います。
3. その他のコメント
 アラビア語は国連で使用される公用語の一つで、国際社会において重要な言語の一つなのですが、日本では未だ相応の地位を得ていないのが現状です。また、アラビア語はアラブ世界に限らず、その周辺諸国やイスラームの世界全体に大きな影響を与えていることも付け加えておきます。

<質問>
アラビア語を勉強したいのですが、教材がなかなかみつかりません。自習するためのアドバイスをください。

外国語を自習すること自体、大変難儀なことだと思います。アラビア語の場合、その文字は29文字から成り、覚えることは決して難しいことではありませんが、発音が非常に難しく、自習は薦めません。それでも自習したいという方がおられたら、私の研究室(国際学部棟744号室)までいらして下さい。何冊かの学習用の本を紹介しましょう。

大野 亜由未 先生
(ドイツ語III・IV、比較教育学)
1. 市大生の印象
 第一印象:真面目・おとなしい
 現在:それぞれに味がある
2. ドイツ語を学ぶ事によって豊かになると思われるもの、3.その他のコメント

(→p.2へ続く)

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