広島市立大学語学センター Newsletter No.21 (2004.8.4)

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〜自習室活用法〜
CNNとBBCで活きた英語を学ぼう!!

 自習室では、日々語学学習に励む学生の姿が見られます。学習雑誌を利用したり、映画をみたり、インターネットを通じて勉 強していたりと、利用方法は様々に、それぞれ個人に適した方法で勉強していることと思います。今回は、そのような個人学習に役立つような自習室活用方法の一例として、ニュースネットワークを利用した英語学習法を紹介します。

◆CNNとBBC◆
  BBC, CNNは言わずとしれた、世界有数のニュースネットワーク。時々刻々と移り変わる世界の様相を伝える、これら伝統ある ネットワークの英語に生で接することは、活きた「英語」の学習のみならず、アップトゥデートな「知識」の習得にもつながる、一挙両得の学習法です。では、自習室の設備で、どんなことが出来るのでしょう。

 

cnn_logo

 自習室では、CNNj の視聴が可能です。各ブースのモニター前の「セレクタ」ボタンを押すことで、画面が切り替わります(詳しい操作方法は語学センターホームページを参照)。番組表 はJCTVのホームページ(http://www.jctv.co.jp)から入手可能なほか、自習室のホワイトボードにも設置してあります。音声は全て英語ですが、恐れることはありません。多くの番組は同時英語字幕つきで放映されています。

<<CNN.com ホームページの活用>>

 さらに、自習室のブースではインターネットが使えるので利用しない手はありません!CNN.comのホームページ(http://www.cnn.com)では世界のトップニュースを読むことが出来る他、CNNの番組へのリンク等、様々な情報を得ることが出来ます。先ずは、見たい番組の情報を読んでみたり、ニュースを読むことで、話題になっている事柄や使われている単語・表現に慣れ、その上で、TV番組を視聴することは、有効な学習法です。
  また、CNN.comの素晴らしい点のひとつは、ほぼ全ての放映されたテレビ番組のスクリプトを手に入れることが出来る事です。サイトの最下部にある"Transcripts"というタグをクリックしてみてください。自分の見た番組を、後でじっくり読み直すことができるという点で、利用価値は大きいでしょう。

<<お薦め番組>>

 自習室の開館時間内で視聴できるお勧め番組です。
・Larry King Live
(毎日10:00ー11:00 同日再放送17:00−18:00)
犬ホストのラリー・キングが、大物ゲストに差し向かいで本音に迫る、見ごたえのあるトーク番組。6月にはあのクリントン前大統領も、自伝の出版に伴い出演。この放送は、自習室で録画してあるので、視聴希望の方は、カウンターまで申し出てください!


BBC

 BBC World Serviceは、1932年にBBCがイギリス本国外にむけて放送を開始した'Empire Service'を基に発展し、現在では 英語のみではなく、42言語で世界中で放送され、1億5千万世帯で視聴されています。放送はラジオ放送が主体で、無料で受信できますが、専用の機器が必要ですし、あまり身近ではありません。しかし、今は情報革命の時代!BBC World Service のウェブサイト(http://www.bbc.co.uk/worldservice/)では、ラジオのライブ放送、ダイジェスト版、ニュースごとの音声等、信じられないくらい豊富な音声素材が全て無料で利用できるのです!!

<<BBC World Serviceを聞いてみよう!>>

  BBC WSのライブ放送を聞くのは至って簡単です。自習室ブースのコンピュータから上記のウェブサイトにアクセスしてください。フロントページの中ほど左側に”Listen to World Service "というのが見えます。その直下にreal/windowsの選択肢があるので、“real”をクリック。すると自動的にRealPlayerが立ち上がり、ヘッドセットを通してBBCの世界が広がります!

<<お薦めコンテンツ>>

BBC WSにはライブ放送のほかにも、英語学習に大変役立つコンテンツがいっぱいです。そのなかでも、 <Learning English>のコーナーは世界中の英語学習者に向けた学習専門コンテンツ。ニュース英語の解説や、文法の疑問点を専門家が細やかに答えるコーナー、様々な場面での口語表現集など、英語の勉強に活用できるコンテンツがいっぱいです。疑問点があれば、E-mail で質問を送ることも出来ます。

このように、読む、聴く、視るとメディアの間を自由に行き来した学習ができるというのが自習室の強み。今回紹介した以外にも、活用法は無限です。皆さんが、自分自身で想像力を持って開拓し、体験していくことが、効果的でしかも楽しめる英語学習法を確立するための近道となるのではないでしょうか。 (おわり)

 

 

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