広島市立大学語学センター Newsletter No.21 (2004.8.4)

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平成16年度機器更新のご紹介

後期、語学センター教室が大きく変わる!

 語学センター教室は、今年度と来年度の夏、二期に渡って機器更新が行われる予定です。そこで今回は、教室を使用する学生の皆さんに直接関わる点についてレポートしてみます。

語学センター・語学教務員 堀本 真由美

●403教室は分割して2教室に

 今年度の更新で一番大きな変更は、403教室です。現在の、403教室は右図のように、語学センターフロアの中で一番大きな教室となっています。この403教室の中央に壁を設け、403A・403Bの二教室に分けられます。そのため、新教室では、教卓・コンソールが各教室の廊下側に位置することになります。
403A教室は、「教室内カメラ収録型」の教室となります。403教室の教室の様子は映像・音声共、カメラを通じて403B教室、404教室に送る事が可能なほか、スタジオを通じて、学内のテレビへの配信も可能となり、遠隔教育の可能性も秘めたものになります。 また、403B教室は、「同時通訳訓練型」教室となります。国際会議で使用されるような同時通訳ブースを備え、実践的な訓練ができる教室になります。

●MacintoshからWindowsへ

 開学以来10年余り、語学センター教室のコン

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ピュータといえばMacintoshでした。今回の機器更新ではついにそのシステムがWindows(XP)へと変更されます。

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ミニコラム 外国語に想う【16】

言葉を学ぶ意味を理解したならば

国際学部教授 宇野 昌樹

宇野先生 僕は、学生たちによく話すのだが、中学、高校と英語が大の苦手で、良い成績を取った記憶が無い。大学でも、通常学生は2年までに必修科目であった英語及び第2外国語(僕の場合、履修したのは仏語)の単位を取るのに、僕は4年もかかってしまった。何故そこまで出来が悪かったのか、言い訳がましく聞こえるかも知れないが、その理由は外国語を学ぶ意味が分からなかったからだ。ところが、ひょんなことからシリアへ行き、そこで生きる人々や文化、社会に魅せられた時、がむしゃらになって辞書を引き、言葉を発し聞く自分があった。そして、その原動力となったものは、人並み外れた好奇心ではなかったかと思う。『たかが好奇心、されど好奇心』自らの体験として、外国語を学ぶということは決して楽なことではなく、苦痛でさえあるだろう。しかし、異質の文化、社会、そこに暮らす人々への関心があれば、必ずや言葉を学ぶ意味を理解し、必死に学ぶことだろう。

 

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