広島市立大学語学センター Newsletter No.20 (2004.2.12)

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200点アップ、71才受講生からのエール!
−市大発、英語集中プログラムが広島市民の生涯学習へ−

袋町プラザ学習風景 前号のニューズレターでも取り上げました、青木信之国際学部教授による「インテンシブ英語学習プログラム」は、本学キャンパスに限らず、広島市の中心部、袋町の「広島市まちづくり市民交流プラザ」でも、2002年の秋から実施されています。現在までに既に5回開催され、延べ約300名の市民の方が受講しています。受講者は、OL、主婦、会社員、退職された方等、様々ですが、各人時間をうまく使いながら毎日コツコツと学習、着実にTOEICスコアを伸ばしておられます。

 市民交流プラザのインテンシブご担当の伊藤隆宣さんに、現場の様子を伺いました。「とにかく受講者の学習意欲がすごいですね。キャリアアップを目指す方、退職後に何かしたかったという方、何でもいいから学び始めたかったという方、子供が受験なので自分も勉強をしてがんばりたい、と始めた方。目的は様々ですが、プログラムに納得の声をいただいており、英語を勉強したい人の本格的な生涯学習の場になっているなと実感しています。」

田中さん 現在、71歳の田中通俊さんは、2002年秋にこのプログラムを受講されました。ご高齢という言葉が似合わない田中さんは、持ち前のパーソナリティで、受講後もプログラムのサポーターとしてご活躍され、10月から3月までの間、語学センター事務室でプログラムの教材作成に携わっておられます。田中さんに、実際にインテンシブ英語学習プログラムを受講された経験についてお伺いしてみました。

 「私も第一回コースに参加しました。受講後のTOEICスコアが受講前に比べて130点プラス。『もう10点稼げたら年齢の丁度倍に』などと言いつつ、内心ニンマリでした。その後、サポーターとしてお世話をしながら通算一年間の学習で、累計200点もアップすることができました。この優れた『マン・マシン対話型』の学習プログラムに出会い、今その教材の作成を、語学センターで手伝わせていただけることを嬉しく思っています。」

 袋町でのプログラムは、大学で実施されているプログラムとは異なり、田中さんのコメントにもあるように、修了者による受講一般に関するサポート体制、受講生同士の交流の場としての掲示板の設置や交流会の実施等、使いやすいプログラムに向けての様々な工夫がなされています。受講前と後にTOEICの受験が義務づけられていますが、それは袋町の受講者も本学語学センターで受験することになっています。そのためTOEIC団体受験の際には、本学の学生に混じって試験に取り組む社会人の方々の姿も見られ、一層、賑わいが増しています。

掲示板

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   http://www.who.int/csr/don/en/

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発行日 2004年2月12日
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イラン南東部大地震被災者
救援市民募金

 平和文化センター国際交流・協力課では、イラン南東部大地震被災者救援市民募金を受け付けています。語学センターでも、微力ながらこの募金に協力できればと、自習室カウンターに募金の箱を設けました。2月26日(木)まで受け付けし、責任を持って、平和文化センターにお届けいたしますので、皆さんのご協力をお待ちしております。募金報告は自習室カウンターに掲示します。

SARS、鳥インフルエンザに厳重注意!

 昨今、SARS、鳥インフルエンザについての報道が絶えません。留学等で海外渡航予定の人は、事態を軽視せず、外務省やWHOのホームページ等で信頼できる最新の情報を収集し、安全な渡航を心掛けてください。

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