| 広島市立大学語学センター Newsletter No.16 (2002.8.1) |
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もできます。これは大きな進展でした。空き時間を使って、繰り返し音声を聞いたり、音をなぞるように口を動かしてみたり、そういったことが手軽にできる環境を作りたいと思っていました。まだいろいろ改良の必要性はありますが。 |
ては、授業中に口頭で簡単な答えあわせと解説をしますが、聞き取りにくい単語の連鎖も含め、自分で聞こうとすることを大切にしたいと思っています。前期の間に、自力で「穴」を埋めようと、たくさんの学生さんが授業時間外にHPを開いてくれました。たいせつなのは「穴」の中味だけではなく、穴を埋めようと、こうして耳を澄ますことだったのです。 私の授業の柱は、「音読」と「暗唱」です。暗唱テストは、記憶力が問いたいわけではありません。つまり、暗唱テスト直前に一瞬で覚えて、その後すぐに忘れてしまう、という器用さを求めているのではありません。何度も繰り返し音を聞き、自分で発音やリズムをとらえて反復し、言葉を体に染み込ませていく過程を大事にしたいと思っています。ビデオの映像を思いだしながら、想像力たくましく(もともと映像のないテキストのこともありますから)音を吸収してくれたみなさんには、きっと何かが残ったことでしょう。どんどん自分の声にして発したくなるような素材を見つけて、これからもHPから発信したいと思います。 |
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