◆音声教材管理などが自由自在になる
機器更新、アナログからデジタルに変われば・・・
語学センターはこの平成11年8月に第1期の機器更新を迎えます。更新の特色として、全ブースからのInternet接続やコンピュータによる共同学習環境などが挙げられますが、CALL(Computer
Assisted Language Learning)機能のメインとなるLLコンソールも大きく変わります。現行のコンソールはソニー製のLLC-9000と呼ばれるアナログ音声を扱う機種で、今回の機器更新によりデジタル音声を扱うLLC-2000になります。音声教材の扱いがLLC-2000ではどのように変わるのか、簡単に述べてみましょう。
アナログ音声を扱うLLC-9000で、たとえばその時間に学習するテープ音声を学生ブースに高速ダビングを行うとします。全員に一斉ダビングする際は問題ありませんが、遅刻した学生がでるとその学生だけ別に割り当て、再録音することになります。しかし、今回のLLC-2000ではあらかじめデジタル化した音声をMOから使用するか、あるいはその場で音声をデジタル化して使用します。生徒は個々にコンソールにアクセスして録音された音声を利用します。その利点はまず第一にわざわざ学生ブースに録音する必要がないことです。当然、遅刻した学生に特別に再録音をする必要もありません。また、以前に利用した音声もすべてハードディスクに保存できるので、いつでも必要な音声教材を学習することができます。言い換えれば、生徒は個別に必要な教材を利用できるのです。さらに、生徒の学習進度をモニターしたり、他にも
LLC-2000の特徴はありますが、また機会を改めて書くことにいたします。
国際学部助教授 青木 信之
(語学センター前専門委員長)
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