◆語学センター施設案内

(語学センターLL第1教室)
語学センターは昨年の本学開学と同時にオープンしましたが、引き続き今年3月から第2期の整備が開始されました。これでハード面の整備は完了することになります。主な施設は3つの教室、自習室、スタジオ編集室、共同研究室、そして事務室から構成されています。以下に施設及びそれらの主な機能についてご案内します。
LL第1教室
総ブース数:60台
メインコンソール:ソニーLLC9000
教師側コンピュータ:Mac Quadra 840AV
ブース側コンピュータ:Mac Centris 660AV
プリンター:Macintosh Style Writer II
(ブース2台で1台を共有)
[使用可能な教材]
カセットテープ、CD、VHS及び8ミリビデオ、レーザーディスク、各種コンピュータソフト
この教室はいわゆるCALL(Computer Assisted Language Learning)
機能を備えた教室です。各ブースには個別のコンピュータを搭載しています。この教室で行える授業形態としては次の3つが考えられます。
1)従来型のLL教室として音声(カセットテープ、CD)を中心とした授業。
2)映像(ビデオ、8ミリ、レーザーディスク)と音声を組み合わせた授業。
3)CALL機能を利用してのマルチメディア的な授業。
特に3)に関しては文字情報、映像、音声などを総合して、これまでの単にLLとして listeningを行うというだけでなく、speaking、
reading、writing のいわゆる語学の4技能の学習に応用することができます。
この教室のもう一つの特徴はネットワーク機能にあります。各ブースは独立して設置されているのではなく、教師用コンピュータとすべて接続されています。スクールトークというネットワーク網が教室内に張り巡らされていて、授業担当者と学生及び学生間で情報をやり取りできる仕組みになっているのです。例えば、授業担当者がプリントを作成して配布するというようなことは不要になります。ネットワークを利用して最大2メガバイト(フロッピーディスク約2枚分)の情報をわずか15秒という早さで60ブース全部に送ることができます。学生間でメールをやり取りしたり、課題を教師側に提出したりということも可能です。
CALL機能を取り入れているために、操作が複雑そうに思えますが、このような教室はコンピュータやLLに精通している人からそうでない人まで誰にでも使える教室でなければなりません。授業担当者はコンピュータ、LL操作の精通度に応じて各自のニーズに応じた授業を展開することが可能なように作られた教室です。
なおこの教室には同時通訳養成のための同時通訳ブースも設置されています。数多くのマルチメディア教材に対応できる教室ですから、外国語以外の授業でも利用することが可能です。
LL第2教室
総ブース数:54台
メインコンソール:ソニーLLC9000
教師側コンピュータ:Mac Quadra 840AV
[使用可能な教材]
カセットテープ、CD、VHS及び8ミリビデオ、レーザーディスク
この教室はLL第1教室からコンピュータ部分を取り除いた教室です。従来型のLL教室ですが、教卓部分のコンソールの操作は画面タッチで行え、必要操作はかなり単純化されています。さらに画面の切り替えもかなりスピーディーに行えます。ブース部分にはカセットテープとモニター画面が取り付けられています。映像及び教材提示OHカメラからの情報をモニターすることができます。
LL第3教室
総ブース数:54台
メインコンソール:ソニーLLC9000
教師側コンピュータ:Power Mac 8100/100AV
ブース側コンピュータ:Macintosh LC630
[使用可能な教材]
カセットテープ、CD、ミニディスク、VHS及び8ミリビデオ、レーザーディスク、各種コンピュータソフト
この教室は今回新たに整備された教室で、2つの特徴を備えています。ひとつは授業用の教室として、もうひとつは授業が行われていない時間に自習室として使用することができる点にあります。
教室としてはLL第1教室に準じています。ただし、LL第1教室ではブース2台でプリンターを1台共有できますが、この教室はスペースの都合上5台のプリンターをネットワーク上で共有するようになっています。自習室としての特徴は次の自習室の欄で紹介します。
自習室
総ブース数:32台
メインコンソール:ソニーLLC9000
教師側コンピュータ:Power Mac 8100/100AV
ブース側コンピュータ:Mac LC630
[使用可能な教材]
カセットテープ、CD、ミニディスク、VHS及び8ミリビデオ、レーザーディスク、各種コンピュータソフト
自習室も第2期の整備で新たに加えられました。自学習を目的とした施設ですからこれまでの3教室とは異なる特徴をいくつか備えています。まず視聴覚教材が各ブース単独で操作し学習することができます。また
listening 教材についてはディクテーションなどが容易に行えるようフットスイッチを備えています。(この機能はLL第3教室にも備わっています。)
自習室内部の事務室側には事務室に連結したカウンターが設けられています。ここにメインコンソールが設置してあるのですが、この部分に自習室ならではの特徴があります。少人数の事務職員で学生のニーズに対応できるよう自習室、LL第3教室の各ブースはこのメインコンソールですべて集中管理できるように設計されているのです。これにより自習の際に機器の操作やコンピュータ操作で疑問が生じた場合、わざわざカウンターに出向いて助けを求める必要はありません。メインコンソール部分から質問に応対できるだけでなく、ブース側コンピュータの操作も行うことができるからです。
自習室で行うことのできる自学習は次の2つです。ひとつは各授業の課題を行うことです。事務室内部にサーバーが設置されていて、このなかに課題を予め授業担当者が入れておきます。受講者は自習室のブースからこの課題を自分のコンピュータに取り出します。課題終了後は結果を指定されたフォルダー(コンピュータ内部の課題提出ポスト)に提出するといった具合です。
もうひとつの自習形態は、語学センターの豊富な語学教材(LL関係、ビデオ、コンピュータソフト等)を使っての自主的学習です。個人のニーズに応じて、積極的に外国語学習に役立ててください。

(スタジオ編集室)
スタジオ編集室
この施設は撮影用のスタジオと編集を行う編集室の2つから構成されています。スタジオにはカメラ2台が備え付けられています。編集室にはベータカム専用の編集機、スーパーインポーズ用のコンピュータ、音声用のミキサーがそれぞれ設置されています。これらは通常の放送局で使用されている機器にかなり近いレベルのもので、かなり凝った編集が可能です。さらに各種のビデオ教材のダビング、ビデオ信号の変換もこの部屋でできます。
共同研究室
共同研究室は10人程度のセミナー等で使用できる部屋ですが、同時に教材の編集を行う機器も設置されています。ビデオのデジタル処理、スキャナーの利用、キャプション付ビデオのデータ処理、音声教材やビデオ教材の簡易編集もここでできます。
語学センター事務室
語学センター事務室は通常のオフィス事務だけでなく、2つの重要な鍵を握る語学センターの拠点です。ひとつは教材の管理、貸し出し等の業務です。現在教材のデータベース化を進めています。もうひとつの重要な役目は自習室及びLL第3教室(自習室として使用の場合)の集中管理です。自習室カウンター部分に設置されたカウンターからコンピュータとヘッドフォーンを通じて各ブースに指示ができるようにしてあります。
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